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【書評・感想】/『「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる 』 立花岳志

「好きなことでお金を稼いで生きていけたらな。」こう思ったことが少しでもある人にオススメしたいのが、『「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる』という一冊。

読んで字のごとくその題名に惹かれ、本屋で衝動的に買ってしまいましたが、読みやすくさらに学びの多い一冊でした。

実践的なブログ運営方だけでなく、自分の好きなことをお金に繋げるまでのマインドなど根本的なところまで、実際にブログを書き続け、本を出版した筆者だからこそかける内容が書かれていて、大きく背中を押されるような本でした。

✔️この本は、こんな人にオススメ。

  • 好きなことで稼ぎたい
  • ブログを続けられるか不安
  • 自分をブランディング化したい
  • SNSの活用方法を知りたい
  • 発信を続けたら具体的にどう変わるの?

それでは早速、書評と感想をまとめていきます。

「情報発信」がキーワード

多くの人がスマートフォンを持ち、インターネットが世界を繋げている情報革命の時代の今、かつてはマスコミしかすることができなかった「情報発信」を、一個人ができるようになりました。

にも関わらず、多くの人はインターネットを友達との交流に利用しているだけで、情報を発信している人はかなり少ないと筆者は述べています。

情報を発信している人が少ないからこそ、今から始めることに意味がある。ということです。

情報発信は、自分が持っている価値ある情報を他人に提供することを意味します。

「好きなこと」を発信しつづけると、そこに人とお金が集まる。好きなことをやればやるほど皆に感謝され、多くの人とお金に囲まれて、好きなことだけして生きる人生。

素敵すぎませんか?こんな人生、送れるものなら送りたいですよね。本書にはその方法が書いてありました。

「好き」をブログに書いてみよう

多くのSNSがある中で、ブログを中心とした情報発信が勧められている理由は、ブログがストック型のメディアだからです。

ブログ記事は、たとえ書いてから時間がたっても、それが多くの人が知りたい情報である限り読まれ続けるメディアです。

一方TwitterやFacebookは、最新情報がトップに現れる「フロー型メディア」。記事数が多ければ多いほど人に読まれるブログとは異なります。

だからこそ、ブログを書き続けるのは情報発信をする中で大事なことなのです。

好きなことを発信するべき理由

お金儲けや損得感情で物事をスタートさせると、「得ができていない」と感じた瞬間にやる気のエンジンが枯渇してしまいます。こんな経験はだれもがしたことがあるのではないでしょうか。

一方、好きなことを書いていれば、もしお金を儲けられていなくて、「ま、いっか。好きなことやってるし。」と自分で納得してまた続けることができます。

これは私も体験していますが、ブログを続けていて、「こんなお金にもならないのに私は何を毎日ブログ書き続けているんだろう…。」と悲しくなる時があります。

でも、そんな時いつも思うのが、「いや、自分が好きで書いているだけじゃん!好きなこと書いて、それがお金になったらラッキーくらいで始めたんだから。続けよう!」と、気持ちを切り替えることができます。

これが、好きなことをしている場合の強みです。

好きなことを続けていくと、どんどん詳しく、さらに得意になっていきます。

例えば、本を読むのが好きだったら、本を読んだ後書評を書いて「アウトプット」すること。これが最強の勉強法です。書評を書くコツは、自分が感銘を受けたこと、感動したことなど、人に教えたくなったポイントを厳選して書くことです。

これを、私もどんどん実践していこうと思います。好きなことが得意になり、得意なことを発信していると強みになります。

さらに強みを発信しつづけると、仕事とお金が降ってくるという順番です。

どんなものでも自分が好きならいいのです。とにかく自分が好きなことを続けて得意にし、得意を突き詰めて自分の強みにしましょう。

その頃にはきっと、自分の情報に価値が生まれ、人と情報と感謝とお金が集まってくるのです。

この言葉を信じてやるしかなさそうですね。

情報発信を続けるには

損得感情抜きの「好き」であること

だれにとっても続けるということは難しいですよね。情報発信を続けるために大切なことは、まず、損得勘定抜きの「好き」であることが断定できるかを問うことです。

損得では考えず、自分の「ワクワク」、「ドキドキ」を全身で感じ取って「好き」なことを見つける必要があります。好きなことであれば、書くことが苦手でも問題ないのです。好きと言う感情は読者に伝わるからです。

質より量より更新頻度

質や量ももちろん大切ですが、「質のいい記事をかけないから発信するのはやめよう」という逆転の現象が起きてしまってはもったいないですよね。

短い記事でもいいんです。とにかく毎日少しでも発信することが大切です。

毎日少しでも文章を書いていると、やがて文章がすらすらと出てくるようになり、自分が表現したいことをストレートに表現できるようになります。文章をアウトプットする力は筋トレのようなものなのですね。

自分をブランディングするために

21世紀においては、「信頼されること」が何よりも強力なブランドになります。

誠実に本当のことを書くこと。これこそ、マスコミを凌駕する影響力をもつブログをつくるための、そして世界に向けて発信するブランド人になるための第一歩です。

そこでブランド化することに大切になってくるのが、自分のプロフィール欄を充実させておくこと。

ブログが提供しているコンテンツに関して理解したり納得したり感謝したりすることはあっても、「共感」することはなかなかありません。提供されているコンテンツを書いている人の背景や思い、情熱などに共感し、ファンになるのです。だからこそ、プロフィールが絶対に必要で重要なのです。

さらに、ブログはSNSと連携させることで最強の情報発信ツールになります。ブログの更新報告などをTwitterやFacebookでするのもいいですよね。

リアルでも特別な人になるためには

ネットの世界で情報発信を続けたら、次はリアルの世界でも情報発信する人になるステップが待っています。リアルの世界での情報発信の場は、勉強会やセミナーなどですよね。

まずは人のセミナーに参加してみて、自分でもやってみるのです。

さらに、次はマスメディアへの露出が目標です。例えば、筆者のように本を出版すること。

夢のような話に聞こえますが、実際に好きなことを継続して発信していればできないことはない、ということが筆者の体験談からも証明されています。

まだまだ夢のような話ですが、好きなことを続けて得意になり、自分の強みにできるように日々コツコツと積み上げていきたい!という勇気をもらいました。

やりたいことをやればやるほど評価され、しかも多くの人に喜ばれ感謝される。この流れに乗っかることができたら最強ですよね。

好きなことを発信し続けて変わること

人生が変わる

自分の「好き」を発信するということは、そのまま「自分の軸」をつくっていくことにつながります。

言い換えれば、何らかの「好き」を発信するということは、同時に何かを「発信しない」という選択をしているのです。

これは、本書を読んで改めて大きく気付かされたことでした。知らない間に、私たちは発信したものによってブランディングされているのです。ブランディングとは、決して自分を大きく、偉く見せるものではありません。「自分の強みを正しく」見せるものです。

自分の軸をつくっていくと、自分自身の価値基準がもてるようになり、他人の意見に巻き込まれることがなくなります。

判断基準を他人に委ねてしまわず、日頃から自分が何を好きで何を得意とするか発信していることにより、自分の価値基準で判断できるのです。

つまり、本当の意味で自分の人生を生きることにつながります。

周りの様子を気にして自分が本当に好きなこと、やりたいことがわからなくなったり、思考停止してとりあえず同調圧力に従ってしまう。こんなことってよくありませんか?

大勢の人の意見や雰囲気に流されず、自分の意見や気持ちに素直に生きるためには、そもそも自分自身の意見がきちんとないといけないですよね。

自分の軸を育て、他人からの影響を受けなくなるためにも、情報発信を続けることに大きな意味があるというのは、根本的にとても大事な部分だと気づきました。

お金の使い方が変わる

「お金がない」、「お金が欲しい」が口癖になっていませんか。私もついつい「お金降ってこないかなあ」とか考えてしまいます。

でも、「お金は使うとなくなってしまう」という考えから切り離されれば、きっとだれでも幸せなお金持ちになれるのです。

お金を使うということは、「自己投資」につながります。自己投資をして自分を磨けば、そのぶん自分が稼げる金額が増えるので、お金を消費してしまった、という感覚に陥らなくて大丈夫。自分へ投資しているだけです。

たくさんお金を使える人は、たくさんお金を稼いでいて、たくさんの価値を世の中に提供している人ですよね。「受け取る額は一定で増やせない」という前提で考えている人は、その額の割り振りを工夫することしかできません。しかし、「受け取る額は工夫次第でいくらでも増やせる」という前提で考えている人は、お金の上限がない世界観で生きることができます。

このような世界観で生き、お金を「ない」ものと解釈することをやめると、幸せになれます。お金は財布の中だけにあるのではなく、世界の市場にあふれていることを忘れてはいけません。

市場という濁流に飛び込んで、自分の価値をあげるための活動をする。そして「好きなこと」を発信して「自分の価値」をあげましょう。お金の上限も自分の価値をあげることの上限もありません。

また、夢は必ず実現するものと思いましょう。「欲しい」「やりたい」「行きたい」を優先して即行動を起こせば、「欲しいものはいつでも何でもすぐに手に入る」、「夢は全部叶う」という世界に生きることができるようになるはずです。

まとめ

好きなことを発信し、自分の得意とし、強みとして仕事とお金を得る。その方法が具体的なことから根本的な考え方まで詳しく書かれていた一冊です。

ぜひ、自分の「好き」を突き詰めて生きていきたいという人は手にとってみてくださいね。

 

 

 

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