世の中を常に騒がせている、堀江貴文さんと西野亮廣さんの共著『バカと付き合うな』を読みました。
2人のまっすぐな言葉が投げかけられていて、サラっと読めてしまうけど、とても熱いものを感じる本です。
要するに、いいバカになっていいバカと付き合って、面白い未来のために行動しよう!そんなメッセージの詰まった一冊。
私が読んで心に残っている部分を抜粋してまとめたいと思います。
目次
堀江貴文のいうバカとは
バカばっかりの環境に居続けるバカ
情報を取りに行くことに消極的で、運任せで、その結果、想像力がない人。
その結果、バカばっかの環境に居続けることになる。
我慢癖のあるバカ
いまの時代に必要なのは、我慢できないほど「これをやりたい!」と欲望する力。
だから、我慢癖を自分で解除していくことを意識すること、「やりたくてやっていること」を大事にすること。
ひとつの仕事で一生やっていこうとするバカ
たまたま数十年前の高度成長期に、終身雇用幻想が実現する「例外的な時代」があっただけ。厄介なのは、その時代を経験した上世代が、それが「例外的な時代」だったことに無自覚だということ。
人生の配分ができないバカ
多くの人は、人生の時間をなににどれくらい投資するかについて主体的に選択していない。学校もそうだし、労働もそう。自分の時間を取り戻そう。
人生の4分の3を学校と労働に費やしていていいのだろうか。長すぎる!
サラリーマンにとって勤務時間とは、企業に奪われた時間であって自分の時間を過ごせていない。
孤独を怖がるバカ
本当にやりたいことをやっていれば、自然とそれにふさわしい人間関係が拡がっていく。
サラリーマン時代は会社に譲り渡した「他人の時間」を過ごしている。そこでの人間関係は本質的に自分の人間関係ではない。
「他人の時間」は、最終的に人々を孤独に追いやるのかもしれない。
未来に縛られるバカ
将来あれをするために今これをする、という未来から逆算して現在を生きているとき、それは「真の現在」ではない。未来に縛られた現在は偽の現在。
いま目の前にあるものが、ワクワクできるものかどうかを大事にしよう。
小利口(ネガティブな未来の可能性に縛られる人)になるくらいならバカでいた方がずっといい。
自分の定義を追い求めることは結局、人からどんな風にみられているかを意識しているだけ。承認欲求があるだけ。
西野亮廣のいうバカとは
自分の常識を平気で振りかざすバカ
群れる人というのは、ロジックがないから、とりぜず人と同じことをしてしまう。ロジックがないから感情が行動の理由になってしまう。
不安を打ち消してくれるのは突き詰めて考えたロジック。
一貫性にこだわるバカ
自由に生きるために一貫性は捨てよう。
先に設計図を描きすぎるバカ
あれこれ準備する前に、まずは「やる!」と宣言してしまおう。後にはひけない状況になった時に、初めてできることがある。
・コンプレックスとは武器である。原動力であり、エネルギー源。
感想
この本の中に何回「バカ」という言葉が出てきたかわかりません。
ただ、いやな感じはしない、というのが正直な感想です。ああ、こういう人いる!っていうのもあったし、私もバカだ、と思うところもありました。
ただ、面白い未来のために一歩動きだそうよ、行動しようよ、という2人の想いが回り回って伝わってくる一冊でした。