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書評 / 『ありのまま輝くエフォートレスな生き方』関口梓

本屋に入って、たまたま目に入って購入してしまった一冊です。

少しだけ本屋で立ち読みして、「ああ、読みたい!買おう!」と思ってすぐに購入して1日で読み終わりました。

ニューヨークでライフコーチとして働く筆者が、頑張る女性に向けた、エフォートレスな生き方をオススメする一冊です。

「エフォートレス(efortless)」とは、「努力を必要としない」「簡単に成し遂げたように見える」「苦労の跡がない」といった意味の形容詞で、雑誌『ELLE』が提唱したことから広まったファッション用語。

肩の力を抜いて自分らしく自分らしく生きようという気持ちになれる、前向きになれる本でした。

私のお気に入りの部分をまとめていきます。

シンプルな習慣を大切に

朝の過ごし方の変化は、そのままま人生の変化となる

例えば、朝起きてからの5分、ストレッチをしたり1日のやりたいことを書いたりして過ごすことを習慣化させます。

朝の時間を大切にすると、1日を過ごすパワーが変わり、自分の理想とする1日を過ごしやすくなる気がしますよね。これは、朝が苦手な私はとてもハッとさせられた部分でした。まずは、朝起きたらストレッチから始めてみたいと思います。

毎日自分の考えをノートにかく習慣をつける

日常生活の自分の気持ちを振り返る時間を意識的に習慣化させてしまうというわけです。さらに、慣れてきたら自分に質問したいことをノート上部に書いて、その質問に答えるようにして書いてみるのもいいそうです。

さっそくノートを買って実践していきたいと思います。

あえて自分らしくないことをしてみる

普段の自分だったらこんなことしないけど、あえて自分らしくないことをしてみるのって実は勇気がいることですよね。

でも、一歩踏みだしてこそ、自分の可能性を広げるチャンスです。思い込みを手放して時には自分らしくないことをしてみるのも大切なんだな、と気がつきました。

いい状態をキープする必要はない

何かがうまくいくと、嬉しい反面、この状態をキープしなきゃ、と知らず知らずのうちに自分で自分にプレッシャーをかけていることってありませんか。

でも、いつもうまくいくなんてありえません。

そんな、無謀なことのために、変化を恐れた努力をするより、変わることは当たり前と思って、逆に変化を楽しめるようになったらステキですよね。

逆に楽しむ精神!大事にしたいです。

悩みをしなやかにかわす

迷ったら損得で決めずにワクワクで決める

生きていくなかで、小さな選択も大きな選択も、色々な選択をしなければなりませんよね。

そんな時、自分がシンプルにワクワクする方をやる!と判断基準をきめておくだけ。これだけで、悩みすぎて前に進めなくなるということも少なくなりそうです。

私も、悩んでどうしたらいいかわからなくなる時がよくあります。そんな時は、自分の気持ちに正直に、理想の自分ならどうするかを問いかけるようにしたいです。

ネガティブな感情は味わいつくす

ネガティブな気持ちは、自然と避けたくなりますよね。でも、あえてネガティブな感情ときちんと向き合って味わい尽くして、望む未来のために心のスペースを開けるののも大事です。きちんとネガティブな感情を消化すると、また新たに進んでいくことにつながります。

また、嫉妬心は上手に利用しましょう。これは、かの有名なアドラー心理学でも言われていることですが、「他人からどうみられたいか」ではなく、「他人をどうみたいか」にフォーカスすることで世界が変わっていきます。

嫉妬はうまく利用して、自由に輝く燃料にしましょう。

自分らしい才能を見つける

人には、一人一人に備わった「エレメント」というものがあります。

エレメントとは、才能の核となる部分のことで、子供の頃に大好きだったことや、大人から「もうやめなさい」と言われていたこと。自分が子供の時に何に夢中になっていたのか、普段は忘れてしまっているけど、少し思い出してみると自分のエレメントが見えてくるはずです。

私は、図書館に行って本を借りて読むのがとにかく好きな子供でした。外で遊ぶのも大好き。きっとその時好きだったことっていまもそのまま好きで、図書館や本屋に行くといまだにどこかワクワクするし、体を使うことも好きだし、旅行も大好きです。

そういう、自分が本当に好きだったものって、大人になるにつれて、時間がないとか、お金にならないとか、そういう損得感情でどんどん切り落とされていってしまっているんですよね。

でも、少し立ち止まって考えてみると、案外本当は私ってこんなことが好きなんだ、というものが見えてくる気がします。

心地よいライフスタイルを選ぶ

わたしたちが求めてやまないもの。それは「一生物の居場所」ではないでしょうか。

学歴、結婚、出産、子育て、次から次へと自分を受け入れてくれる、必要とされる居場所は変わります。

でも、居場所を外側に探そうとする限り不安が残ります居場所を探すことをやめ、目の前の相手のことや起こる出来事をとりあえず信頼して、居場所を広げていきましょう

結果でなくプロセスを楽しもう

なにか目標をたてると、ついつい結果ばかりを気にして自分で自分を苦しめてしまうことってありませんか。でも、それではもったいないです。

どうせならプロセスを思い切り楽しみ、目標にむかう自分のことをいい感じに思えたら、結果に関わらず毎日が充実します。こうして、気がついたら目標を通り越していた!なんてことになったらいいですよね。

好きなことをしながら「いま」という時間を味わい切ることで人生のクオリティーが向上することは明らかです。

「足りない」が満足度を高める

足りないものを埋めようと努力をしても、いつまでたっても満ち足りることはありません。求めることをやめ、今あるものにフォーカスしましょう。

「足りないもの」が目についた時は、「いますでに持っているもの」を最大限に活用するチャンスの時です!

「いまを存分に謳歌する」というポイントをしっかりと心にきざみ、エフォートレスにかっこよく生きたいですね。

まとめ

思うようにいかなくて自分に自信がなくなったり、もっとこうしていたらと過去を悔やんだり、そんなこと、生きていればたくさんありますよね。

でも、その毎日の出来事をプラスにするのもマイナスにするのも全て自分だということ。

一度きりの人生を自分の満足できるものにするために、時には一生懸命頑張って、時には適度に肩の力を抜いて、バランスよく生きていくための参考書のような一冊でした。

パワフルでスマートで素敵な女性に近づくために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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