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フィレンツェから「ピサの斜塔」への行き方!電車で約1時間の日帰り旅行

イタリアのフィレンツェから電車で約1時間の場所に位置する「ピサの斜塔」。

電車で1時間なら、フィレンツェを訪れた際は絶対に見ておきたいですよね。

私は、ピサの斜塔って実際どれぐらい傾いてるんだろう、とワクワクでした。

実際にピサの斜塔まで行ってきたので、電車のチケットの買い方、料金などなど詳しく書きたいと思います。

ピサの斜塔の基本情報

ピサの斜塔(Torre pendente di Pisa)は、隣接するドゥオモ(大聖堂)の鐘楼(しょうろう)です。

大理石で作られており、高さは55m。本来は高さ100m以上の鐘楼になる計画でした。

1173年より建設が開始されましたが、3階部分(高さ10mあたり)を工事しているときに地盤沈下が発生し、しばらく工事が中止されましたが、中心軸をずらしながら倒れないようにして完成されました。

なんとか完成したものの、地盤沈下が原因で傾いたままになってしまい、現在の傾きになっています。

ところで、ピサの斜塔の傾きは5度3分。

もっと傾いているように感じましたが、案外少しの傾きのようです。

それだけ、いつも目にする建物が正確に建てられているということですよね。

フィレンツェ駅からピサ駅までの行き方

列車の種類・所要時間

ピサに向かう列車は、普通列車快速列車の2種類です。

特急列車や高速列車(イタリア版新幹線のような列車)はピサ駅に停車しないので気をつけてくださいね。

所要時間は普通列車なら約1時間10~20分快速列車なら約50分~1時間で、料金はどちらも同じで8.4ユーロです。

チケットの購入方法

普通列車のチケットは日本であらかじめ予約していくことはできませんので、現地に行って券売機か窓口で購入することになります。

運賃は片道8.4ユーロ売り切れることはまずないので当日購入で充分間に合います。

トラブルなどが心配な方は、前日に購入しておくと安心ですね。

イタリアの鉄道駅には改札口がない代わりに、緑色の自動検札機がホームに設置されています。乗車前には必ず検札機にチケットを挿入し、日付と時刻を刻印するのを忘れないで下さい!

緑色の電車に乗って出発です!

電車の中からイタリアの風景を楽しみます。

1時間もしないうちに、ピサセントラル駅に到着です。

オレンジ色のマリーゴールドが咲いていて可愛いらしい雰囲気のピサ駅。

ピサ駅からピサの斜塔までの行き方

行き方は2通り。

バスで行くか、歩いて行くか、です。

バスで行く場合

駅前広場目の前には、「NH カヴァリエーリホテル」があります。

このホテルの目の前にあるバス停から、ピサの斜塔行きのバスが出ています。LAM rossa線のバスに乗り、TORRE 1停留所で降ります。

バスだと、ピサの斜塔までの所要時間は約10分、運行間隔は10分~15分くらいです。

時刻表について詳しく調べたい方は、ピサのバス会社公式サイトをご覧ください。

歩いて行く場合

私は、自称健脚な母と二人だったので、歩いてピサの斜塔に向かいました。

歩いて20分ほどでピサの斜塔に到着です。

ピサセントラル駅から直進して150mほど進むと、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の銅像がある広場にでます。

広場を通り抜けてさらにまっすぐ進み、川を渡ります。

そして、ついに!!

ピサの斜塔に到着です!!

ピサの街並みを見ながら歩いた20分はあっという間でした。

個人的には、バスの待ち時間などを考えると歩いてしまった方が楽だと思います。

ピサの斜塔の周辺観光スポット

世界遺産であるピサの斜塔周辺には、見逃せないスポットがいくつかあります。せっかくピサまで足を伸ばしたのなら、塔の周辺の観光スポットにも足を運んでみてくださいね。

ピサの斜塔周辺にある代表的な観光スポットを3つご紹介します。

ドゥオモ広場(Duomo)

 まず1つ目は「ドゥオモ広場」。「ピサのドゥオモ広場」として、1987年に世界遺産に登録されています。その佇まいの美しさから奇跡の広場と呼ばれることも。

鐘楼(ピサの斜塔)、洗礼堂、大聖堂、墓所回廊の4か所が主なみどころです。

ピサの大聖堂

2つ目は「ピサの大聖堂」。ピサの斜塔のすぐ側にあり、ヨーロッパ最大のロマネスクの教会堂として知られています。

ピサの軍隊が、サラセン軍と戦ったパレルモ沖海戦の勝利を記念して建設されました。

様々な建築家や芸術家が手がけており、聖堂内にある宗教がや彫像、フレスコ画は荘厳な美しさです。中央祭壇の上にあるフレスコ画「王座のキリスト」は必見です。

大聖堂は神聖な場所なので、飲食やタバコ、携帯電話での通話はもちろん、肌の露出も禁止されています。ミニスカートやショートパンツ、タンクトップやキャミソールなど、肩や太ももが露出してしまう服は控えるようにしましょう。

営業時間 

  • 11月~2月 午前10:00~12:45、午後2:00~5:00
  • 3月 午前10:00~午後6:00
  • 4月~9月 午前10:00~午後8:00 10月 午前10:00~午後7:00

洗礼堂・バッティステロ(Battistero)

3つ目は洗礼堂・バッティステロです。

大聖堂の西側にある円筒形の建物で、二コラ・ピサーノ(Nicola Pisano)とジョヴァンニ・ピサーノ親子が12世紀から数百年かけて手掛けた洗礼堂です。

1152年に着工されましたが、完成までに200年もの年月がかかったために、上部と下部で建築様式が異なっているのが特徴です。

洗礼堂外部の彫刻は、ピサーノ派の彫刻でびっしりと飾られています。

営業時間

  • 12月~1月 午前10:00~午後5:00
  • 11月および2月 午前10:00~午後5:00 3月 午前9:00~午後6:00
  • 4月~9月 午前8:00~午後8:00 10月 午前9:00~午後7:00

ピサの斜塔に登るなら予約が必須

ピサの斜塔には入場制限があります。

入場は30分ごとに区切られ、その間の入場する人数は40人までと決められています。

私は現地に着いてから斜塔に登ろうと思ったのですが、都合のいい時間のチケットが売り切れていて登ることができませんでした。

絶対に登りたいなら、公式サイトから事前にチケット予約した方が良いです。

     ≫ ピサの斜塔入場チケットを予約(公式サイト)

チケット予約がわかりずらく難しいなら、ピサの斜塔を訪れる現地ツアーの利用が便利です。塔に登る現地ツアーであれば、確実に登ることができますよ。

  ≫ ピサの斜塔を訪れる現地ツアー

観光の際の注意点

定休日

月曜日は定休日なので気をつけましょう。

所要時間

ピサの斜塔・洗礼堂・ドゥオモすべて見るなら、2~3時間必要です。

ピサの斜塔に登る場合

大きな荷物の持ち込みは禁止されており、チケットオフィスにあるロッカーに預ける必要があります。

ピサの斜塔は8歳以下は入場禁止、8~12歳は大人と手をつなぐ、18歳以下は大人が同伴する必要があります。

服装

ピサ中央駅から歩いたり、ピサの斜塔に登る場合は歩きやすい格好がオススメです。スニーカーを履くといいと思います。

周辺の売店・レストラン

ピサの斜塔周辺にはアイスの売店やレストランが充実しています。

観光地価格で少し高いですが、ピサの斜塔を眺めながら食事を楽しめるレストランもあるのでオススメです。

観光を計画

ピサの斜塔は、個人で鉄道やバスに乗ることができれば簡単に訪れることができる場所です。

ただ、公共交通機関に乗ることが不安だったり、ピサの斜塔の日本語での解説が聞きたい場合、他の観光地と併せて効率よく回りたい場合はツアーが便利です。

ピサの斜塔を訪れるイタリア各都市発着ツアー

ピサの斜塔を訪れる日本発着ツアーを探す

ピサの斜塔はフィレンツェやローマから日帰りでいける行きやすい場所にあるので、ぜひ足を運んで見てくださいね。実際に自分の目で傾きを確かめてください!

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