パリの中心部に位置し、オペラとバレエを専門に公演している国立劇場、オペラ座・ガルニエ宮。
パリを代表する2大歌劇場と言われ、「オペラ座の怪人」の舞台ともなった場所で、パリを訪れた際にはぜひ足を運んでみてほしい名所です。
実際にガルニエ宮を訪れたので、その見どころや歴史、感想、基本情報などまとめていきたいと思います。
目次
オペラ座 ガルニエ宮の歴史
オペラ座 ガルニエ宮の見どころ
シャガールの天井画
内部にある最重要作品に挙げられるのは、マルク・シャガールの天井画。
1964年に新しく加えられたもので、金色に光るドーム型の天井を飾っています。
重厚な雰囲気のあるガルニエ宮の中で、シャガールの明るい色調の絵画は不思議と引き立たれていて、ずっと見ていられるほど美しかったです。
天井画といこともあってかなり遠くに絵があるので、絵をじっくり見たい方はオペラグラスを持っていくことをオススメします。
劇場の中の雰囲気はこんな感じです。広くて高級感あふれる客席で、本場のオペラの雰囲気をぜひ楽しんでみてくださいね。
大階段
オペラ座に入るとまず目にとまるのがこちらの大階段です。
左右対称のらせん階段になっていて、大理石張りの床はツルツルピカピカに磨きこまれています。
ドレスを着て綺麗に着飾ってこの大階段から降りてきたら、映画の舞踏会のワンシーンになりそうです。
ここは写真撮影スポットでもあって、下からとると足が長くていい感じに写真が撮れるのでオススメです!
たくさんの人で混み合うので、人がいないタイミングを見計らって写真を撮ってみてくださいね。
いつもより少し綺麗な服で行くと気持ちも高まると思います。
回廊
たくさんの回廊がありますが、中でもグラン・フォアイエという回廊は、本当にきらびやかで美しくてぜひとも行ってほしい場所です。
窓の高さと鏡により、空間が広く見えます。
ヴェルサイユ宮殿にも似たような回廊で「鏡の間」がありますが、私は個人的に、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間よりもオペラ座の回廊の方が美しいと感じました。
ヴェルサイユ宮殿より人が少なくてしっかり見ることができたのも大きいと思います。
オペラ座を見ていると、劇場としての役割には、その芸術を楽しむ人々が優雅にくつろぐ空間を提供することも含まれているのが分かり、日本とパリの音楽の楽しみ方の違いを感じさせられました。
バルコニーからの眺め
バルコニーからは、パリの市街地を見ることができます。
ここでパリを背景に写真をとるのもオススメですよ!
パリの町並みはやはり日本とは違い、見ていて面白いです。
オペラ座図書館
オペラ座の中には、「オペラ座図書館 博物館(Bibliotheque-Musee de l’Opera)」が併設されており、開館時間は月曜日から土曜日の10時から17時までです。
1669年以降オペラ座で上演された演目の楽譜すべてと、ダンス・歌・音楽に関する資料8万冊が収められています。
オペラ座の歴史が保管されたこの場所では、舞台のミニチュアなども展示されています。貴重なオペラ座のコレクションの見学が可能なので、時間がある方はこちらもぜひ訪れてみてくださいね。
ちょっとした場所に発見がたくさん
有名な絵画や回廊でなくても、オペラ座の中には、有名な音楽家の彫刻が並んでいたり、床のタイルが可愛かったりと、時間をかけてみるとちいさな発見がたくさんあります。
音楽家の石像がいたるところに置かれていたり。
床のタイルが可愛かったり。
時間がある方は、オペラ座の中でゆったりと過ごすのもオススメです。
チケットの買い方・料金
見学チケットは11ユーロ。
当日自動券売機でもそれほど並ばないし、公式サイトから事前購入もできます。
私が訪れた日は運悪くオペラもバレエもやっていなかったのですが、バレエを観たい場合も公式サイトから購入できます。
公式サイトを通せば、英語で簡単な個人情報を入力するだけで自宅までチケットが配達され、座席も自分で選ぶことができます。また、日本語のサイトで扱われている公演もあるので、チェックしてみてくださいね。
目当ての公演がインターネット上で満席だった場合も、まだ諦めないでください!
公演の2週間位前から当日ギリギリまで、電話で問い合わせたり、直接窓口で尋ねると、キャンセルが出ていることがあります。
ガルニエ宮も、席の善し悪しでチケットの代金はかなり違います。それぞれの席にはそれぞれの楽しみ方があるので、目的に合った席のチケットを購入するのがオススメです!
一般見学の基本情報
住所:8 Rue Scribe 75009 Paris
最寄り駅:メトロ3・7・8番線「オペラ(Opera)」駅 徒歩1分
開館日:毎日 10:00~16:30 7月中旬~9月中旬は18:00まで
閉館日:1月1日・5月1日(閉館日でなくても見学できない場合あり)
感想・まとめ
正直に、行ってよかったと思える観光スポットでした。
実際にオペラが見れなくても、劇場内に入ることができるので、充分にその気分を味わうことができる場所です。
パリを訪れる際は、歴史あるオペラ座ガルニエ宮に足を運んで、非日常の世界を体感してみてくださいね。