フランス・パリで有名なアウトレット「ラ・ヴァレ・ヴィレッジ(La Vallee Village)」。
モンクレール、セリーヌ、ロンシャンなど、フランス発祥の有名ブランド品を日本よりお値打ち価格で買えるのが魅力なアウトレットです。
実際に行ってみて、本当に安くてお買い得だと思ったブランドと、正直特に日本と値段が変わらないと感じたブランドをまとめ、さらにお得に商品を購入する方法やアウトレットまでの行き方も詳しく紹介します。
目次
ラ・ヴァレ・ヴィレッジって?
ラ・ヴァレ・ヴィレッジは、パリ郊外に位置するフランス最大級のアウトレットモール。パリの市内中心部からはバス、またはRERという鉄道1本でアクセスでき、所要時間は約40分です。
ラ・ヴァレ・ヴィレッジの隣駅には人気観光スポットでもあるパリディズニーランドがあり、さらにそこからわずか1駅でパリの玄関口であるシャルルドゴール国際空港にも行けるという便利な場所に位置しています。
無駄なくパリを観光したい場合、旅行の最後にこのアウトレットやディズニーランドに行き、そのまま近くのホテルに滞在して空港へ行くプランを立てると、スムーズに観光できます。
✔︎基本情報
- 最寄り駅:ヴァル ドゥロップ駅(Val d’Europe)から徒歩13分
- 営業時間:10:00〜20:00
- 住所:3 Cours de la Garonne, 77700 Serris, フランス
- ≫ 公式HP
パリ市内からの行き方
パリ市内からラ・ヴァレ・ヴィレッジまではバスまたは電車で40分ほど。それぞれの行き方のメリット・デメリットも交えながらまとめていきます。
バスでの行き方
- 往復料金:25ユーロ(3〜11歳:13ユーロ)
- 所要時間:約1時間(渋滞により変動あり)
行きも帰りも大型バスで座ってパリ市内からアウトレットの入り口まで連れて行ってくれるので、とても楽なのがメリットです。
また、ツアー客以外が乗ってこないので治安の面でも安心です。
デメリットとしては、ツアー時間が決まっているということ。長い時間買い物をしたい人には少し不便かもしれません。
H.I.S.が提供している、パリ発着ラ・ヴァレ・ヴィレッジに行くツアーは、9:30または13:00にルーブル美術館近くのパリシティビジョン社ピラミッド営業所に集合して出発し、16:00または18:45にアウトレットを出発する、計5時間半の滞在ができるツアー内容になります。
実際アウトレットに行ってみて思いましたが、5時間半の滞在時間があれば十分です。
時間が合えばとても便利ですが、時間が合わないと少し不便かもしれません。
VELTRAでもH.I.S.と似たような時間帯でアウトレットまで行くバスが出ています。パリの治安が不安という方は、やはり日本人と一緒に行動できるツアーを事前に予約しておくと安心です。
電車での行き方
- 往復料金:14ユーロ
- 所要時間:約40分
パリから約40分で、行きも帰りも自分の好きな時間で行動できるので、弾丸旅行には電車がオススメです。金額も一番安いです。
デメリットとしては、アウトレットの次の駅がパリのディズニーランド駅なので、混むことが予想されること。
ただ、ディズニーランドは23時までの営業なので、行きや帰りの時間をずらせば座れないことはよっぽどないと思います。
もう1つ、観光客が乗っているだけではないので、スリなどには十分に気をつけることが必要です。
私たちは、自由な時間配分で買い物がしたかったこともあり、電車でアウトレットまで行きました。個人で電車で行く方法を詳しくまとめます。
1.PER A線に乗ってミッキーのマークを頼りに
パリ市内からは、郊外への電車RER A線に乗りましょう。これさえできれば大丈夫です。
RER A線が途中から二手に別れているのですが、ミッキーの絵が書かれている「Marne-la-Vallee(マルヌ・ラ・ヴァレ) 駅」方面の電車に乗るのがポイントです。
駅のモニターの行き先にミッキーのマークが書かれている方に乗るのを覚えておいてくださいね。
電車は二階建てで、とても綺麗でした。行きの電車は乗ったときはそれほど混んでいませんでしたが、ディズニーランドに近づくにつれて親子連れやカップルが乗ってきて、賑やかな車内でした。
最終的には立っている人もいるくらい混み合っていました。
日本ではあまり見ないですが、相乗りするような席の作りになっているので、知らない人同士ですが向かい合って座ります。
あまり考えてたくはありませんが、スリや盗難などの被害も聞くことがあるので、荷物には十分注意しましょう!
取られてからでは遅いです。せっかくの楽しい旅行が台無しにならないためにも、自分の荷物は自分で守るという意識は必須ですね。
そしてもう1つ注意!
間違えずに「Val d’Europ」駅でおりましょう!!発音がよくわからなくてぼーっとしていると、私のようにディズニーランドまで行ってしまいます。笑
電車に乗っている多くの人がディズニーランドの駅で降りるので、ここは注意です!
はい。間違えて行ってしまったディズニーランドの駅。ミッキーのマークがついていますね。逆にディズニーランドを少しだけ感じられてよかったとポジティブにとらえます。笑
2.最寄り駅からラ・ヴァレ・ヴィレッジまで
最寄り駅の「Val d’Europ」駅に着いてからアウトレットまでの行き方は簡単です。
駅の改札は1つなので間違える心配はありません。
改札を出て右にまっすぐ進むと、「Center commercial Val d’Europe(ヴァルドーロップショッピングセンター)」というショッピングモールに突き当たります。
このショッピングモールの中をさらにまっすぐ進みます。
ショッピングモールの中もかなり充実していて、ZARAや、H&M、GAPなどのお手頃価格のファッションブランドから、マクドナルドやPAULなどのレストランやカフェなど充実しています。
地下一階は食料品などが売っている大型スーパーマーケットになっているので、バラマキ土産などのお土産を買うのにもオススメです。
かなり広いショッピングモールなので、このモールを10分ほど歩いて、ようやくラ・ヴァレ・ヴィレッジ方面の出口に到着です。
こちらがアウトレットの入り口。
入り口には警備員の人がいて、簡単な荷物の検査をされました。
以上、電車で個人でアウトレットに行く方法でした。バスツアーで行くのも個人で電車で行くのも一長一短なので、自分にあった方法で行ってみてくださいね。
日本で購入するよりも本当にお買い得?!
ここからは、気になるアウトレットのお買い得情報についてまとめていきます。日本で購入するよりも圧倒的に安いと感じたブランド、日本で購入するのとそれほど値段に大差がないと感じたブランドを、紹介します。
日本よりも圧倒的に安いブランド
実際にラ・ヴァレ・ヴィレッジに行き、日本で販売されている商品の値段と比較して、私が本当に安いと感じたブランドをまとめました。
- ロンシャン(Longchamp)
- グッチ(GUCCI)
- プラダ(PRADA)
- フルラ(FURLA)
- ジバンシー(Givenchy)
- ジミーチュウ(Jimmy Choo)
- モンクレール(Moncler)
- バーバリー(Burberry)
特にロンシャン(Longchamp)は日本で売られている価格よりも半額近く安かったです。
そのせいか、店内もすごい人でした。
グッチ、プラダ、フルラに関しては、イタリアのブランドなので日本で買うよりはかなりお値打ち価格になっていると思います。
ただ、イタリアからフランスに行った私としては、イタリアで買わずにフランスでグッチやプラダを買うのが気が引けて、結局購入しませんでした。
ジミーチュウとバーバリーはイギリス初のブランドですが、日本よりは安く感じました。
モンクレールはフランス発祥のブランドなので、かなり安かったです。
日本と値段の変わらないブランド
残念ながら、実際にアウトレットに行って値段を見て、特に日本の値段と変わらないと感じたブランドもありました。
- セリーヌ(Celine)
- クロエ(Chloe)
- サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)
セリーヌとクロエに関してはフランス発祥のブランドですが、日本で通販で買う値段と変わらない印象をうけました。
セリーヌの財布を狙っていただけに、ショックが大きかったです。
フェラガモはイタリアのブランドですが、同じイタリアブランドのグッチやプラダ、フルラに比べて値引きがされていなかったので残念でした。
ショップの一覧はこちらの公式サイトに掲載されているのでこちらも参考にしみてください。
さらにお得に買い物する方法
セール期間は圧倒的安さ
ラ・ヴァレ・ヴィレッジでさらにお得にお買い物ができるのが、パリで年に2回行われる「soldes」というセール期間です。
6月のパリコレの後や年明けの1月頃に6週間ほど行われるパリならではのセール期間になっています。
アウトレットだけでなく、街中の店舗でもこのセールは行われ、パリ全土の大きなイベントとなっているのだとか。このセール期間にパリを訪れられたら最高のショッピングができそうですよね。
このセール期間はフライングがNGとなっており、早めに始めたお店には罰金が課せられるなどの取り締まりが厳しく、セール当日には朝からデパートやアウトレットには長蛇の列になるそうです。
初めは20~30%OFFの割引率ですが、日が経つにつれ60~80%OFFまで値下がりするので、アウトレットでは破格の価格を叩き出す場合もあります。
このセール期間を狙って
アウトレットでの免税方法
パリを含むEU圏内の国にはTax Refund(事後免税制度)という仕組みがあります。フランス語ではDétaxe(デタックス)と呼ばれ、お店で一定以上の買い物をすると、一部の消費税が後から返金されるという制度です。
パリでは12%の税金が含まれているので、大きな買い物をするときは免税をするとかなりの金額が戻ってきます。逆に、免税をしないとこの税金は戻ってきません。
免税手続きができるお店には「Tax Free」のシールが貼ってありますが、アウトレットではほとんどのお店でこの免税に対応しています。
免税の対象は、1店舗につき175ユーロ以上の買い物をすることが条件です。デパートなどでは合計が175ユーロ以上というところもありますが、ラ・ヴァレ・ヴィレッジでは「1店舗につき」175ユーロなので、要注意です!
お会計の際に「Detax」と伝えると、免税用の用紙を発行してくれるので、その用紙を空港に忘れずに持っていきましょう。
空港の手続きは、PABLOと言われる機械型の免税手続きの場合か、PABLOが対応していないお店の免税手続きの場合は、窓口で記入済みのDetaxの紙を見せて免税印を押してもらった後、クレジットカードへの振込希望の方は郵便ポストへ投函し、免税手続き終了です。現金での引き取りの場合には空港で完結します。
たくさん買い物をした場合はなおさら、免税の金額も大きくなるので、お得にお買い物しましょう!
まとめ
フランスは全体的に物価がかなり高いので、いくらアウトレットといえどもそんなに激安の印象を受けることはなかったです。
ブランド品を買うなら、アジア圏のデパートや免税店で買った方がお値打ちなのではないかな、と正直思いました。
夏と冬のセールが開催されている時期だとかなり安くなるので、事前にセール情報をチェックしておくのもオススメです!
ぜひ参考にしてみてくださいね。