ラス・カサス・フィリピナスは、マニラから車で3時間ほどの距離にあるバタアン州バガックに位置し、スペイン統治時代の建築を活かした広大なビーチリゾート大邸宅を再現している施設です。
フィリピンにいながらヨーロッパにいるかのような雰囲気を楽しむことができ、その楽しみ方も様々。
実際にラス・カサス・フィリピナスに行って来たので、施設のことをまとめたいと思います。
目次
Las Casas Filipinasとは
「フィリピン建造物の生きた博物館」と呼ばれるラスカサスは、バタアン州の海辺に広がる広大なリゾート施設です。
首都マニラから約125㎞離れた静かな農村、同州バガック町に位置します。
不動産会社経営者のホセ・ジェリー・アグザール氏が、2003年からルソン各地に建つ歴史的建造物を買収し、バガック町に所有していた広大な土地に移築しました。
7年の月日を経て、2010年にリゾート施設としてオープン。
18世紀に建てられたスペイン建築の影響を受ける建物を中心に40戸以上が立ち並び、現在も建設中の建物もあります。
フォトジェニックで溢れている施設内
実際に行って来ましたが、施設内は、ヨーロッパの雰囲気が漂い、フォトジェニックスポットで溢れています。
施設入り口。
ここまでは、マニラから約2時間。運転代行を手配して来ました。合計6人で訪れたので、運転代行の値段もそんなにかからなかったです。
入り口から少し歩くので、路面電車に乗って中央広場まで行きます。
いきなりヨーロッパ風の建物がたくさん並ぶ中央広場に到着。
ピンクの壁が可愛くて、思わず写真を撮ってしまいました。
施設内を川が流れているので、川辺で腰掛けてゆったりとした時間を楽しんでみるのもオススメです。
こんなオシャレなタイルもありました。下から写真を撮れば、真っ青な空とヤシの木を背景に綺麗な写真が撮れます。
夕暮れになると建物の灯がついて一気に幻想的な雰囲気に。
レストランも充実
リゾート内には、フィリピン料理やスペイン料理、バイキングなど様々なレストランやカフェがあります。
大聖堂前の広場にあるイタリアンレストラン「ラ・ベラ・テオドラ」が一押しです。
国民的英雄ホセ・リサールの母親、テオドラ・アロンソ氏の家族が所有していた建造物がレストランとして使用されています。
歴史的な建物の中での食事だけでなく、晴れてる日には広場での食事もオススメです。
噴水がある石畳の広場には数十というディナーテーブルが置かれ、ピアノとバイオリンの生演奏が音色を響かせます。
ヨーロッパさながらの雰囲気での食事は、少しドレスアップしてお洒落に出掛けたいですね。ロマンチックな旅の思い出になるはずです。
無料のツアーも!
ラスカサスを訪れた際には是非参加してほしいのがヘリテージツアー。
ラスカサス内にある建造物や施設を回り、ガイドの人が建物の歴史を説明してくれます。
移築する以前に建物を所有していた家族やその際の用途、占領期や第二次世界大戦をどう乗り越えて来たか、はたまた移築の際の話などなど。
建物の中にはそれぞれ、当時使用されていた貴重な家具や、きらびやかな装飾品などが展示されており、外観だけでなく、内装を楽しめるのも醍醐味です。
その建物が乗り越えて来た歴史を知るだけで、また違った視点で街並を眺めることができます。
ツアーは無料で、午前と午後にそれぞれ4回ずつ実施されています。
海も楽しめる
施設内から直接、南シナ海に面した「Bagac Bay Beach Resort」に行くことができます。予想をはるかに上回る綺麗な海でした。
水も透き通っています。夏に行ったので、海に入って泳ぎましたが、水温おちょうどよく気持ちよかったです。
現地の子供たちも海に遊びに来ていて、一緒に泳いだり砂浜で遊んだりしました。
男の子たちはカメラを向けると照れながらピースしてきて、女の子たちは綺麗な貝殻を探して持って来てくれて、とても可愛かったです。
子供が可愛いのは本当に世界共通ですね。
夕焼けごろになると、地平線に沈む夕焼けを見ることができます。
雲の隙間から見える夕日が美しかったです。
フィリピンの綺麗な海を堪能することができて、大満足でした。
Las Casas Filipinasの基本情報
入場料:大人1500ペソ(日本円で約3,000円)
:子供(12歳以下)750ペソ(日本円で約1,500円)
ホテルの宿泊は、部屋のグレードによって1万〜1万7千ペソ。
所在地: Brgy. Ibaba, Bagac, Bataan
電話番号: (02) 332-5286
まとめ
いかがでしたか。
フィリピンにいながら、中世のヨーロッパのような雰囲気が楽しめるラス・カサス・フィリピナス。
美しい音楽を聴きながら美味しいご飯を食べて、綺麗な海で泳いで。
楽園のような時間を楽しむことができます。
マニラから片道3時間で行くことができるので、ぜひ訪れてみてくださいね。