かつてルネサンス文化が開花した都市「フィレンツェ」。
ローマやヴェネチアとは違った魅力のある都市で、イタリアに行った際は外せない場所です。
今回は、そんなフィレンツェへ、ローマから鉄道で移動しました。
実際にどのようにして行ったのか、所用時間、お金、など詳しく書いていきます!
目次
所要時間は?
ローマからフィレンツェって遠いと思っていませんか?
実は、電車でいけばローマからフィレンツェの日帰りも可能なくらいの距離感なんです。
高速列車での移動は、所要時間1時間20分!!
思っていたより近くて行きやすいのがフィレンツェです。
高速列車の種類は2つ
ローマ、フィレンツェ間を運行している鉄道は2つあります。
ひとつはイタリア国鉄トレニタリア(Trenitalia)が運行するフレッチャ・ロッサ(Freccia Rossa)。
もうひとつは民間のNTVが運行するイタロ(Italo)です。
この2つは、料金や所要時間、1日の運行本数や座席のグレード展開もよく似ているため、それほど迷う必要はないと思います。
フレッチャ・ロッサはローマのテルミニ(Termini)駅から、イタロはテルミニ駅とローマ・ティブルティーナ(Roma Tiburtina)駅の2ヶ所から出ているので、ホテルの位置や事前の移動の都合などで選ぶといいですよ。
フレッチャ・ロッサ(Freccia Rossa)
公式サイト(英語):http://www.trenitalia.com/
運行会社: イタリア国鉄トレニタリア
出発駅: ローマ・テルミニ駅(Roma Termini)
イタロ(Italo)
公式サイト(英語):http://www.italotreno.it/
運行会社: NTV
出発駅: ローマ・テルミニ駅(Roma Termini)・ローマ・ティブルティーナ駅(Roma Tiburtina)
チケットの買い方
チケットの購入方法は2通りです。
インターネットで事前に購入するか、駅に行ってその場で購入するか。
私は事前にインターネットで購入をしました。
それぞれ詳しく書いていこうと思います!
インターネットを利用して購入する:フレッチャ・ロッサの場合
【出典】Trenitalia
1.まずはサイトを英語表記に
最初はイタリア語になっているので、サイトの右上にあるイタリア国旗をクリック!すると、イギリスマークをクリックすると、英語表記に変わります。
2.出発地、行き先、日付、人数を入力
言語を切り替えたら、出発地、行き先、日付、人数を入力して赤い検索(Search)ボタンをクリックします。
片道(One Way)、往復(Return)の選択ができるので、日帰りする場合は、「Return」にチェックを入れましょう。
ローマからフィレンツェまでの切符を購入する場合、Fromに「Roma Termini 」、Toに「Firenze S. M. Novella 」を入れて検索してください。
3.乗車日・時間を選択
「Search」をクリックすると、時刻表のほか、列車ごとのチケットの最低料金が確認できます。
料金は、時間帯によって変わるので、最安の時間を狙っていくのがオススメです。1時間半でフィレンツェまでいくことができる列車と3時間半かかる電車で料金が違ってくると思います。
4.席のグレードを選ぶ
乗車時間を選ぶと、エコノミーなど、席のグレードの選択画面が表示されます。
同じグレードの席であっても、チケットのクラスが決められており、安いものから早く売り切れていきます。
- Base:日程変更可、返金可
- Economy:日程変更可、返金不可
- Super Economy:日程変更不可、返金不可
- Senior Da 60annl:60歳以上、日程変更不可、返金不可
- Young Fino 30annl:30歳以下、日程変更不可、返金不可
席のグレードを選び、「Continue」をクリックします。このとき、「Choose the seat」にチェックを入れておくと、席の指定も可能です。
往復で購入する場合
往復で切符を購入する場合は、帰りの鉄道の選択画面が表示されるので、同様の手順で、時間・席のグレードを選びます。
あとはページの指示に従って名前やメールアドレス、支払いのクレジットカード情報などを入力し、決済するとチケットを購入することができます。
飛行機のEチケットのように、メールでチケットが送られてくるので、必ずプリントアウトして持っていきましょう。このプリントアウトした用紙があれば、駅でチケットを交換する必要も、刻印する必要もありません。
車掌さんが回って来た際も用紙を見せればOKなので簡単です!
インターネットを利用して購入する:イタロの場合
続いて、イタロを利用する場合です。
チケット購入の流れはフレッチャ・ロッサの時と変わりません。
1.まずはサイトを英語表記に
まずは、右上にある言語表記を英語表記にします。
2.出発地、行き先、日付を入力
トップページから出発地を選択すると、日付や時間を入力するフォームが表示されます。
ローマからフィレンツェまでの切符を購入する場合、Fromに「Roma Termini (ローマテルミニ駅)」または「Roma Tib.(ローマ・ティブルティーナ駅)」、Toに「Firenze S. M. N 」を選択しましょう。
片道(One Way)、往復(Round Trip)の選択ができるので、日帰りする場合は、「Round Trip」にチェックを入れます。
3.乗車日・時間を選択
フレッチャ・ロッサと同様に、時刻表と列車ごとのチケットの最低料金が確認できます。
4.席のグレードを選ぶ
次は席のグレード選択です。
イタロでは席のグレードは以下のように分かれています。
- Flex:日程変更可(手数料なし)、返金可(手数料20%)
- Economy:日程変更可(手数料20%)、返金不可
- Low Cost:日程変更不可、返金不可
- Day Return:同日内に往復する場合に割引
あとはフレッチャ・ロッサ同様に、往復の場合は帰りの切符を選択し、支払い画面へ進みます。名前やメールアドレス、クレジットカード情報などを入力すると、メールで送られてくる予約票がチケットの代わりになります。
駅の窓口で直接購入する
インターネットへの接続環境がない場合や、クレジットカードを持っていない場合は、駅の窓口で直接購入することも可能です。
直接目の前にいる人とやり取りができる安心感はありますが、ローマのチケット売り場はどの時間に行っても混んでいて、1時間以上待つこともしばしばあります。
窓口の場合は、移動の前日までに購入を済ませておくことがオススメです。
また、駅には時刻表などの掲示もないため、自分がどの時間の列車に乗りたいのか、あらかじめ調べていくとスムーズです。
実際に高速列車に乗ってみた
私は、イタロでチケットを予約して、乗ることにしました。
テルミニ駅から乗車します。
赤色の車体がかっこいい!
電車の中は、日本の新幹線のような感じで、リクライニングができました。
大きな荷物は頭の上の荷物入れに入れておきます。
昼の14時の便で出発したのですが、かなり混んでいて満席に近かったです。
電車からの眺めも美しい。
イタリアの田舎町をぐんぐん抜けていきます。
15時20分に予定通りフィレンツェに到着しました。
観光を計画
ローマとフィレンツェは公共交通機関の多い都市なので個人で旅行に行くことも簡単にできると思います。
ただ、公共交通機関を自分で予約して乗るのが不安という方や、観光地を効率よく回りたいという方にはツアーが便利です。
イタリア現地発着のツアーも様々なプランがありますし、航空券やホテルの予約も一緒にしてしまいたいという方は日本発着のツアーがオススメです。
個人旅行、ツアー旅行についてのメリット・デメリットはこちらでまとめています。
https://mona-log.com/travel-form/
まとめ
いかがでしたか。
ローマからフィレンツェは日帰りで行くこともできる距離なので、ぜひイタリアを訪れた際はローマとフィレンツェ両都市に足を運んでみることをオススメします。
フィレンツェからは有名なピサの斜まで約1時間で行くことができるので、こちらもお見逃しなく!
https://mona-log.com/florence-one-day-trip/