タイ、カンボジア、フィリピン、中国、韓国と、東南アジアの多くの国に行きましたが、シンガポールはどこの国とも似つかない独特な雰囲気を持った国でした。
「世界一豊かな国」と言われるシンガポールは、世界中から多くの富裕層が集まってきてすんでいる国です。
マーライオン、マリーナベイサンズ、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール、チャイナタウン、などなど東京都23区ほどの小さな国ながらその見どころはかなり豊富。
実際にシンガポールへ行ってみて感じたことをまとめていきます。
多国籍な人
シンガポールに数日いるだけで、いかにシンガポールに多国籍な人が集結しているかがわかります。
実際にシンガポールは、人口の約70%がシンガポール人(シンガポール国籍)で、3割が外国人です。
さらにシンガポール人の中で、74%が中国系、13%がマレー系、9%がインド系、3%がその他という人口構成になっています。
多国籍な街
シンガポールを歩いていると、自分がどこの国にいるのかわからなくなるくらい、中国、イスラム、インド、マレーシア文化など様々な文化が混在しています。
実際に街の中には、チャイナタウンやリトルインディア、アラブストリートと呼ばれる場所があり、それぞれの文化を感じることができます。
チャイナタウン
チャイナタウンは、食事から買い物まで安く楽しめむことができ、多くの観光客で賑わうスポットです。
チャイナタウンのメインともいえるパゴダ・ストリートは、通り全体に提灯が吊るされていて、道の両脇には屋台がずらりと並んでいます。
物価の高いシンガポールの中ではかなり相場が安いので、バラマキ土産を買うにもぴったりの場所です。
中国系シンガポール人が経営している中華料理は、本場の味で美味しかったです!
チャイナタウンじゃない場所でも、中国語で看板が書かれた店もちらほらありました。
リトルインディア
リトルインディアのエリアは、インドの香りあふれるエキゾチックなエリアです。
インド文化を感じることができるリトルインディアでは、シンガポール最古のヒンドゥー教寺院「スリ・マリアマン寺院」があります。誰でも自由に出入りすることができるのでぜひ行ってみてくださいね。
全体的に街並みがカラフルなリトルインディア周辺。斬新な色使いで、街並みを見ているだけで楽しくなってきます。
インドの伝統衣装やインド独特の香辛料が売っているだけでなく、その場所にいる人たちもサリーを着ていたりヒンドゥー語を話していたりと、本当にインドに来てしまったような気分を味わうことができるのが魅力です。
アラブストリート
MRTのブギス駅から歩いて行ける距離にあるアラブストリート。
マレー系イスラム教徒が築き上げたこのエリアは、アラビアンな雰囲気が漂っています。
このエリアの一番の見どころは、巨大なサルタン・モスク。お祈りの時間以外は観光客でも入ることができるので、神聖なイスラム教の雰囲気を感じることができます。
ただ、イスラム教では肌の露出は良いこととされていないので、見学する際は露出を控えた服で行くように注意してくださいね。
物価が高い
東南アジアなのに物価が高いなんて!と思うかもしれませんが、高度経済成長期にあるシンガポールは年々物価が高くなっています。
ホテルやレストランでの食事は日本と同じくらいか、日本より高いです。
しかし、チャイナタウンやリトルインディアなど、ローカルエリアでの食事などはかなり安い値段で食べられます。つまり基本は高いのですが、場所によっては割安です。
物価の高いシンガポールですが、目的や楽しみ方別にお財布と相談しながら旅行してくださいね。
まとめ・感想
いかがでしたか。シンガポールを旅行すると、小さな国に所狭しとたくさんの富裕層が集まって来ていて、多国籍な人と文化が混在していて、他の国では味わえないような不思議な気分を味わうことができます。
国全体が本当に綺麗で、旅行をしてる分には格差も感じられなかったし、整った国という印象を受けました。
でもそれと同時に、私は、他の東南アジアの国みたいな、生きるために必死で泥臭く生きている人たちがいる国も好きだなあ、と感じました。多分、見たことないものを見たい!という性格からかもしれないですが、私はそういう国がとても好きです。
逆にシンガポールはとても綺麗だし住みやすいし英語も通じるし不自由がない国だからこそ、あまりにも整いすぎていて物足りなく感じました。
それでも、こんな国が東南アジアにあるんだな、ということを知れて、行ってみてすごくよかったです。
完全に個人的な感想ですが、シンガポールに行ってみて感じたことでした。