世界遺産に登録されており、世界でもっとも美しい建造物とも言われている「タージマハル」。
インドに行ったら必ず訪れたい、インドを代表する観光名所でもあります。
タージマハルはインドの首都デリーから電車で約3時間ほどの場所に位置していて、日帰りで行くことも可能な距離にあります。
実際に私もデリーからタージマハルまで、電車で行ってきました。
>>デリーからタージマハルまでの詳しい行き方はこちら。
今回は、意外と難しいタージマハルでのチケットの買い方、治安の悪いタージマハル周辺で気をつけるべきこと、実際にタージマハルの敷地内で感じたことなどなど、まとめていきたいと思います。
タージマハルとは
ヤムナー河のほとりに位置し、世界でもっとも美しい建造物とも言われているタージ・マハル。
ムガル帝国5代目皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に亡くなった最愛の妻であるムムターズ・マハルの死を悼んで建設された白大理石の霊廟です。
タージマハル建設に財力を費やしすぎたシャー・ジャハーンに対し、市民が反乱を起こし、結局、シャー・ジャハーンは自らの子供によってアーグラ城に幽閉され、アーグラ城からタージマハルを眺めながら74歳で死去したという歴史があります。
タージ・マハルは1653年に完成し、1983年に世界遺産に登録されました。
2万人以上の職人が22年もの歳月を費やして建設した、インド・イスラム建築の最高傑作といわれる建造物は、本当に圧巻の姿です。
タージマハルのチケットの購入方法
タージマハルのチケットは、入場ゲートにもなっている3箇所で購入することができます。
南門
開門時間は8:00〜17:00
開門時間が8:00なので、日の出をみたい人は、他の門からチケットを購入して入りましょう。
車で近くまで行くことができ、チケット売り場も門のすぐそばにあります。
西門
開門時間は日の出〜日の入
チケット売り場は西門から西に50mほどの所にります。
周辺の道路からチケット売り場までの一部の区間は、隣接する公園の道路のため一般車両は乗り入れできないようになっています。
東門
開門時間は日の出〜日の入
チケット売り場は東門から東に1.2㎞ほどの所にあります。
このチケット売り場はシルプグラームという名前で、ここから東門の間は無料シャトルが往復しています。
もし手荷物チェックで引っ掛かると、このチケット売り場まで荷物を預けに戻らなければなりません。
また、東門に直接行ってもチケットは購入できないので注意が必要です!
チケット料金
入場料500ルピーとADAチケット500ルピーで合計1000ルピー。
ADAチケットとはインド考古学局に対して支払う料金で、アーグラの主な観光名所で、入場料とは別で支払う必要があるものです。
ただし、この500ルピーのADAチケットは、アーグラ城、ファテープル・スィークリー、スィカンドラー、イティマド・ウッダウラー廟などで同日のみ使用できる仕組みになっています。
ちなみにインド人は20ルピーでタージマハルに入場することができます。ものすごい料金の差ですよね、、。
外国人は1000ルピーという、インドでいうとかなりの大金を支払わなければなりませんが、それでもタージマハルは一見の価値ありです。
外国人専用レーンを見逃さないで!
いざタージマハルの敷地ないに入ろうとしても、ずらりと人が並んでいて一瞬途方にくれますが、大丈夫!!
外国人専用のレーンがあります。
インド人男性、インド人女性、外国人男性、外国人女性とレーンが分かれており、混んでいるのはインド人男性のレーンのみです。
外国人男性、外国人女性のレーンはガラガラなので、この外国人専用レーンを見逃さないでくださいね。
これを見つけることで一瞬で入場できます。
手荷物検査に注意!
タージマハルへ入場する前には、手荷物検査があるので要注意です。
空港の手荷物検査のような形で、手荷物検査を行っていました。かなり入念に検査されるので気をつけてくださいね。
持ち込みが禁止されているのは、本、パソコン、食べ物、三脚、など。
水などの持ち込みはOKです。
私は、運悪く本とパソコンを持っており、手荷物検査で引っかかりました。「ロッカーがあるから荷物を預けてもう一回来て。」と言われたのですが、ロッカーも安全面上怖かったので、一度ホテルに荷物を置きに帰りました。すごい無駄足、、、涙
荷物検査は知らずにいるとかなり面倒なので、ぜひみなさん気をつけてください!
タージマハル周辺の治安は?
タージマハル周辺の治安は、正直言ってものすごく悪いと思います。
まず、タージマハル周辺にいる客引きはしつこくてたちが悪いですし、平気で嘘をついてくる人がたくさんいて、タージマハル周辺がスラム街だということも納得できます。
タージマハルの中に入ってしまえばいいのですが、一歩外に出ると観光客から金を取ろうとしてくるインド人で溢れかえっているので本当に気をつけてください。
また、チケット購入の際に、近くにいるスタッフらしき人にガイドをつけることを勧められますが、その必要はないと思います。
「ガイドは無料でつけられるし、ガイドをつけたら並ばずにタージマハルに入れるよ!」などと言ってきますが、結局チップを大量に取られること、さらに、ガイドをつけなくても日本人であれば並ばずに入場することができるので、ガイドをつける必要はありません。
言葉たくみなインド人には気をつけてください!
まとめ
いかがでしたか。世界遺産にもなっているタージマハルは、一見の価値ありの美しくて芸術的な建造物でした。
タージマハルの歴史を知り、さらにタージマハルに入場するための予備知識をしっかりともって、楽しくタージマハルを堪能してくださいね。