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【書評・感想】 / 『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』 染谷昌利

ブログをどのようにお金につなげていくのか、実践的な部分や根本的なマインドの部分、筆者の染谷さんの9年間の試行錯誤が詰まった、ブログをやっている人は絶対に読むべきと感じた一冊でした。

ブログ飯は、こんな人にオススメの本です。

好きなことでお金を稼ぎたい。
・ブログを書いたことがあるけど続かない。
・ブログで本当に稼げるのか不安。
・今のブログ運営に迷いがある。
・副業に興味があるけどやりかたがわからない。

一つでも当てはまるものがあれば、必ず学びになるはずです。私も実際に、ブログを始めたものの続けられるか不安だったし、このままの方向性でいいのかも不安でした。

でもこの一冊を読んで、ブログへの理解が深まり、やる気が倍増しました。今でも時々読み返して気持ちをリセットしています。

それでは書評、感想をまとめていきたいと思います。

飯が食えるブログとは

「ブログ飯」というタイトルにあるように、飯が食えるブログというのはいったいどんなブログなのでしょうか。

飯が食えるブログ」というのは「たくさんのファンを継続的に得ることができるブログ

この言葉がまずは心に響きました。たくさんのファンを継続的に得ることができるかどうか、こう考えると、少しやる気UPになりませんか。

簡単にできるアクセスアップの裏技など表面的なテクニックを紹介するのではなく、「ブログ飯」には、飯が食えるブログを作るためにもっとも大事な根本の部分が記されています。

テクニックをいくら身につけても、環境が変われば通用しなくなるかもしれません。

環境は変わって当たり前。この意識をもって、環境が変わっても動じない「軸」を持つことが大事ですよね。

何が伝えたいのか。それを届けるためにも、日々の生活の中で何かを経験したら「メモ」、「撮影」は徹底的に。

何を書くのか、何のために書くのか

やはりブログを書き始めるとなると、最低でも30記事はかけるような、自分の好きなものや興味のあるものを書く必要がありますよね。

私は旅が好きなので、記事を書くことを楽しむことができているので、ラッキーだなあ、と思います。

何のために書くのか目的を決めるということも同時に大切なことです。

私の場合は、少しでも多くの人に旅の良さを知ってもらいたい、自分が経験して感じたことを発信したいという目的でブログを始めました。

また、

・「なぜそのブログをあなたが始める必要があるのか」
「誰にあなたのメッセージを伝えたいのか」

この2つが次の大きなステップです。

なぜ、私がこのブログを書く必要があるのかを意識するだけで、文章の雰囲気が変わってくると述べられてありました。

私はまだ、なぜ自分が書く必要があるのか、誰に自分のメッセージを届けたいのかという部分の意識が弱いな、と自分で感じたのでここが課題です。

ブログを書き続けるには

とにかく継続することって本当に難しい。これは身をもって感じます。

まだまだブログ1ヶ月半しか続いていないけど、毎日投稿している自分を褒めてあげたいです。(自分に甘い。笑)

普通のことを、普通じゃないくらい続ければ、それは異常です。異常値を超えて初めて、大きな結果がついてくるのです。

この言葉を信じて書き続けようと思います。筆者の染谷さんは、9年以上ブログを書き続けています。比べるのもおこがまし過ぎますが、目的をもって毎日楽しみながら続けたいと改めて思うことができました。

日常生活に絡ませる

これは、すごく画期的だな、と思ったことです。

日常生活にブログを絡ませることで、歯を磨かないと気持ち悪くて眠れないような、ブログを書かないと気持ち悪くて眠れないほど、日常の一部にしてしまうという戦略です。

私は来年から一般企業で働く予定ですが、忙しさにかまけてブログを更新できなくなってしまうのではないかということが一番の不安でした。

でも、例えば出勤時間よりも早く、電車の空いている時間に通勤して、出勤時間の前にカフェに立ち寄り記事を書いたら、続けられる!と希望が見えました。

正直朝は苦手ですが、毎日の習慣になれば健康的でブログも続けられて、満員電車も回避できて、一石三鳥ですよね!

相手の頭の中を想像してネタを見つける

ブログを書き続けるにあたってもう1つ障壁になるのは、ブログに書くネタがなくなるということだと思います。

こんな時には、

・他人の気持ちになってなってみる
・自分の中の常識を疑ってみる

この2つです。

1つの出来事の中でも、角度を変えてみれば様々なことがかけそうになったり、人とは違った捉え方をするようにすると、色々なものが見えてきます。

継続して成果を出すブログにするには

個性的で面白いブログに

あなた独自の見解を交えた記事を書いていきましょう。その結果、あなたの文章を読みたいというファンが増えていくのです。

他の人と同じような内容の記事を書いていても意味がなく、自分の気持ちを素直に書き綴ることでいつかファンがついてくれるということです。

自分でブログを書いていても、他の人が書いている記事が格好よく見えたりすごいな、とつくづく思いますが、自分の言葉で自分の表現方法でコツコツやっていこうと思いました。

SEO対策よりも1つでも多くの有益な記事を

よく、SEO対策をした方がいいんじゃないかという声を聞きます。私も、SEOって正直よくわからないけどしっかりと勉強した方がいいものだと思っていました。

でも、まずはSEO対策なんてテクニック的なことをやるよりも、しっかりと有益な文章を発信していくことが大事だということがわかりました。

アクセス数を増やすのは、新規の訪問者を集めるよりも、リピーターを増やすほうが圧倒的にラクなのです。(中略)時間をかけて書いたあなたの記事を見つけてくれた読者に再訪問、できればブックマークしてもらうことが、低コストでのアクセスアップの方法なのです。

ついついSEOなどわからないなりに気にしてしまいたくなりますが、読んでくれている人の顔を思い浮かべながら、丁寧に書きたいと思いました。

書きたいことは1つに絞る

1つの記事に伝えたいことは1つ内容に絞り、書きだしと文末を最初に決めておくことが大切。

特に長い文章を書いていると、結局何が言いたいんだっけ?と自分でもわからなくなってくる時ってありませんか。

そうなることを防ぐために、伝えたいオチをまずはきちんと考えてから、文頭、文中を書き進めることがポイントです。こういう習慣をつけていると、書きたいことがちゃんと伝わっていい文章を発信することができますね。

複数のカテゴリを繋げられる人になろう

今自分が得意とすることは、知識もあるし書きやすいし、そこの環境の居心地の良さに甘えて次なることに挑戦しないことってありますよね。私も、新しい環境に飛び込むのは勇気がいります。

でも、2つのカテゴリ、ジャンル、カテゴリをつなぐことで、様々なチャンスは生まれるのです。複数のカテゴリに属するということは、1つのカテゴリに属している時よりも、人から必要とされる確率が確実に高くなります。

そのためにも、毎日色々な場所に足を運んで「体験する」のが一番重要です。

身体を動かすような物理的な体験でも、広いジャンルの本を読むといった内面的な体験でも、移動力や知識の振り幅の大きさが、オリジナリティの量に正比例する。

肝に命じてたくさん行動したいと思わせられました。

1記事1記事を全力投球

私は、記事を書く時に最後の方で少し力尽きてしまうことが時々あります。でも、それは勿体無い!ということが書かれてありました。

手を抜いた文章は必ず読者に伝わり、たまたま自分のブログを訪れてくれた人が、その一回の手抜きの記事を読んだためにもうブログを読んでくれなくなるなんてもったいなさすぎですよね。

心に響いた言葉は、

全力を尽くすことと、完璧を求めることは全く別。

という言葉です。

完璧を求めすぎると、書くこと自体に疲れて文章が書けなくなってしまいます。

でも、その時自分にできる全力の記事を積み重ねていくことで、読者に対しても有益な内容を提供できるし、自分自身にとっても能力値の向上につながるという一石二鳥であることがわかりました。

個人でお金を稼ぐということ

お金を稼ぐ方法は大きくわけて3つあります。

  • 時間を売って収益化する。
  • 資産を売って収益化する。
  • 知識や経験を収益化する。

私は今まで、アルバイトなどで「時間を売って収益化をする」という体験しかしたことがありませんでした。

でも、時間をお金に変換するよりも、自分の好きなことがお金に変換するのだとしたら、そっちの方がワクワクしませんか。

もちろん好きなことを仕事にするのは大変なことだけど、チャレンジしてみたいです。

見えない人に向けて書いているからと言って甘えはないか

自分の書いた文章が、だれに読まれているかわからないからといって、甘えていませんか。

という言葉を聞いてちょっとビクッとしました。

この文章は、リアルな友人が読んでも大丈夫かどうか、甘えはでていないかどうか、顔が見えないからといって気を緩めてはいけないな、と改めて感じました。

人は知らないことにお金を払う

提供する情報に読者が価値を感じてくれれば、そこに金銭や感謝の気持ちが発生します。(中略)収益が小さいのは、充分な価値が提供できていないからと認識しましょう。

これは、考えてみれば当たり前のことだけど、実は忘れがちなとても大切なことだと感じました。

価値のある情報を産むためには、人との「違い」や「差」を極大化すること、自分がした体験、そこで感じた感想は、それだけで人とは違う大事な個性です。

与える価値が大きければ大きいほど、収益も大きく上がる、という意識を持ってかっこよくお金を稼ぎたいです。

SNSは使い方次第

SNSは上手に活用することで、ブログのアクセスを増やすことが可能です。SNSでは、感情を揺さぶる投稿、エッジが聞いた尖った投稿をすることにより、共感を生み、シェアを促進させ、自分のサイトにアクセスを流入させる効果が見込めます。

ただ、SNSの活用はあくまでも集客のチャネルを増やすためのひとつの手段だということ。

SNSで生み出すことのできるアクセスは一時的なもので、波が過ぎ去ってしまえば一気にアクセスは減少します。

最終的には、地道に良質な記事を書き続けることが重要で、それがブログの集客の足腰になるんです。

私はブログ解説と同時にブログ用のTwitterを設けましたが、SNSに夢中にならず、しっかりとブログの記事を書き続けることが第一だと肝に命じました。

突き抜ける技術

「成功の反対は何もしないこと」

さまざなな失敗を経験をすることによって、自然とやってはいけない、効果が出ないものが体験でわかるようになってきます。いつまでも低いラインでアクセスや収益が停滞している場合は、失敗を恐れて今の自分ができることだけをただくり返しているだけかもしれません。

とにかく、まずは行動してみるという気持ちを大切にしていこうと感じました。

自分の売りを考える

ブログを書くことに慣れてきたら、自分の売りはなにかを考えてみましょう。

独自性は自分の中にあるはずです。でも、ただ独自性があるだけではダメで、その独自性は誰のメリットになるか、まで考えることが必要です。

「自分の強みを徹底的に洗い出し、その情報を公開することで、読者に最大限の利益を与える」。

言われてみれば当たり前のことですが、この当たり前のことに気づかぬまま、漫然と先へ進んでしまっている人が大多数です。

今より少し行動量を増やし、自分の足元を見つめ直す重要性を感じました。

ブログを書き始める人にも、ブログでつまずいた人にも本当にオススメしたい一冊でした。

私もまた、悩んだら読み直しては基本の大切な考え方に戻ってきたいです。

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