タイのバンコクからカンチャナブリへ鉄道で行ってきました。
カンチャナブリは、世界的にも有名なアカデミー賞受賞作である『戦場にかける橋』で有名になった場所です。
鉄道は第二次世界大戦中に日本が建設したという話があり、日本が関わった戦争の重みを感じることができます。
また、カンチャナブリは自然豊かな場所なので、バンコクの喧騒に疲れてしまった人にもオススメです。
今回は、そんなカンチャナブリへの鉄道での行き方を詳しくまとめます。
カンチャナブリとは
カンチャナブリは、バンコクから西へ約110Kmの場所にあり、約85万人が暮らす地域です。すぐ西側はミャンマーの国境と接しています。
エラワン国立公園やヒンダート温泉など、自然にあふれた場所であるカンチャナブリ。自然好きな人はぜひ訪れて欲しい場所です。
自然だけでなく、実は歴史的な観光地も多くあるスポットなのもまた魅力の一つですよ。
第二次世界大戦の映画「戦場に架ける橋」で有名になった地域で、鉄道のほか、連合軍共同墓地などの歴史博物館などもあります。
バンコクからカンチャナブリへの行き方
カンチャナブリへバンコクから行くには、こちらのトンブリー(Thonburi)駅を利用します。バンコクの中心地からチャオプラヤ川を渡って西側に進む場所に位置している駅です。
トンブリー駅周辺には、野菜や肉や魚を売っている大きな市場がありました。出発の時間まで余裕がある人は、こちらの市場を探検して、なにか購入してみるのも楽しいと思います。
地元の人が地元の人のために開いている市場なので、お腹を壊すのが心配、、という人は我慢して見るだけにしたほうが安全かもしれませんね。
トンブリー駅はそんなに大きな駅ではありませんが、多くの人で賑わっていました。地元の人たちや、観光客の人たちが椅子に座ってそれぞれの電車を待っています。
タイ語は読めませんが、こちらがトンブリー駅の表記。駅には時刻表があるので、まずチェックしましょう。
トンブリー駅発、カンチャナブリー経由でナムトック(NAMTOK)行きの鉄道に乗ります。
カンチャナブリーのさらに西側で、ミャンマーとの国境付近の終点ナムトック駅までの約190kmの区間を往復している鉄道ですよ。
所要時間・時刻表
バンコクからカンチャナブリーまでは1日2本出ており、07:50発と13:55発です。
所要時間はカンチャナブリーまで約2時間40分、終点ナムトックまでは約4時間半かかります。
電車は順調に進むのでよっぽど遅れることはないと思います。
料金
料金は外国人の場合は100B(タイ人は無料)。
カンチャナブリーでも終点ナムトックでも同じ100Bです。
こちらが切符になります。切符はトンブリー駅の窓口で購入することができます。受付の人は英語が話せるので、行き先を伝えると手際よく作業をしてくれます。
さあ、いよいよ鉄道旅に出発です!
電車の中の様子
えんじ色に黄色のストライプがおしゃれな車両です。日本の電車と違って、窓は自分で自由に開けることができるので、風を感じながら景色を楽しむことができますよ。
電車は向かい合った四人掛けの席が並んでいました。少し硬い椅子でしたが、2時間半もすればカンチャナブリまで到着するのであっという間です。
何より窓から外の景色を眺めるのが最高でした。
私が乗った時は乗車している人がそんなに多くなかったので、好きな席に広々と座れてラッキーでした。
ちなみにトイレは電車についています。あまり綺麗ではないので、汚いトイレは無理!という方は乗る前に事前に済ませておくといいと思います。
カンチャナブリに到着!カンチャナブリと書かれた標識がありました。
カンチャナブリの駅周辺は簡素な感じで特になにもありません。
博物館や連合軍共同墓地などの観光地へはトゥクトゥクやタクシーでの移動になります。私は自然豊かなカンチャナブリを楽しみたかったのでホテルに宿泊しましたが、日帰りでカンチャナブリを訪れて観光だけして帰るという方はツアーのほうが楽かもしれません。
ゆったりと鉄道旅やカンチャナブリを楽しみたい、旅行を安く抑えたいという方にはツアーを使わない旅がオススメです。
まとめ
バンコクでは楽しめない、自然の豊かさとタイと日本の歴史を知ることができるカンチャナブリ。
鉄道旅では、風を浴びながら自然豊かな景色を思う存分楽しむことができますよ。
ぜひ、旅の参考にしてみてくださいね。