中国、四川といえば外せないのは四川料理ですよね。世界3大料理の1つである中国料理の中でも、もっとも庶民に愛されているのが四川料理です。
王朝は変れども食文化は変らず、中国の歴史が生んだ刺激的な四川料理を食べずには帰れません!
今回は、四川料理についてと、実際に四川に行った際に食べた四川料理の中で、美味しかった料理を紹介します。
四川料理とは
「フランス料理」、「トルコ料理」と並び、世界3大料理の1つである「中華料理」。
さらに中華料理の4大料理と言われるのが、「山東料理」「広東料理」「江蘇料理」「四川料理」。
一般的に四川料理とは、味や料理の種類が多く、香辛料を効かせた辛い料理であることが特徴です。麻婆豆腐や回鍋肉などの料理が代表的です。
四川料理の中にある辛さは、以下の6つ。
- 麻辣(マーラー)花椒を使ったしびれと辛み。
- 香辣(シャンラー)花椒と唐辛子の香りが強い辛さ。
- 煳辣(フーラー) 唐辛子を炒め焦がした辛さ。
- 糟辣(ザオラー)糟漬け唐辛子の辛さ
- 酸辣(スアンラー)酸っぱ辛い
- 鮮辣(シェンラー)生の青唐辛子を使った辛さ
辛いと一概に言っても、これだけの種類の辛さがあるのです。四川料理は奥が深いですよね。
四川で四川料理を食べてみた
牛肉麺
宿泊していたホステルの近くにあった四川料理店に入ってみました。
地元のレストラン感満載で、メニューも中国語表記のみ。
空港で英語が伝わらず若干不安があったものの、日本から来た私たちに、店にいた人たちが優しくオススメを教えてくれました。
メニューはこんな感じ。
ここで食べたのは牛肉麺です。
一口食べて二口食べて、どんどん辛さが増していくのですが、その辛さがクセになって完食してしまいました。結局このお店を気に入って二回食べに行きました。笑
牛肉麺のカップラーメンバージョンも売っていて、買って帰りました。それぐらい癖になる辛さで美味しかったです。
火鍋
最近は日本でもよく見かける火鍋。
火鍋を食べるために、ホテルが一緒だった中国人のお兄さんがオススメしてくれたこちらのレストランに行ってきました。
火鍋というのは、中国四川の代表的な食べ物で、牛の油と唐辛子と山椒をベースにしてつくったスープの中に、肉や野菜、海鮮などを入れて食べる鍋料理です。
とにかく食べたら口の中がビリビリするほど辛いのが特徴で、体中が暑くなり汗が出てきます。辛いのが好きな人は美味しくてたまらない食べ物でしょう。
辛いのが苦手な人も食べられるように白汤(báitāng)と呼ばれる唐辛子が入っていない塩味ベースのスープを選ぶこともできます。
「辛いスープから取り出した具材をごま油につけて食べる」というのが正式な食べ方です。
実際に肉や野菜など、様々なものを注文して鍋に入れて食べました。真ん中が唐辛子の入っていない塩見ベースのスープです。
辛い方のスープは見た目通り、下が痺れるような辛さでした。でもこの香り高い辛さがまたクセになります。
この謎の物体も鍋に入れて食べました。多分、牛の内臓?腸?の皮ですね。見た目はかなりグロテスクですが、食べて見るとコリコリとした食感が美味しかったです。
麻婆豆腐
やっぱり麻婆豆腐は外せません。日本の麻婆豆腐の何倍も辛かったですが、ご飯がすすんでたまらない一品でした。
麻婆豆腐は四川料理の一つで、ひき肉と赤唐辛子・花椒・豆板醤などを炒め、鶏がらスープを入れ豆腐を煮た料理で、唐辛子の辛さと花椒(ホアジャオ)の痺れるような辛さを特徴とします。
本場の麻婆豆腐では、花椒は粒で入れるほか、仕上げにも粉にしたものを振りかけるらしいです。山椒の痺れるような辛味と唐辛子の辛味、そのどちらが不足しても本物の麻婆豆腐にはならないです。
こちらの2品も舌がビリビリと痺れるような辛味のあるスープでした。左のものは魚が入っていました。
美味しかったのですが、名前を忘れてしまいました。涙
まとめ
世界3大料理の中華料理の、さらに4大料理である四川料理。
さすがは中華料理を代表するだけあって、辛いけど美味しいクセになる料理が多かったです。
日本で食べる中華料理とは全然違っていて、辛さも味の深さも本場の味がしました。
料理目的だけでもう一度訪れたいくらいです。ぜひ、四川に行った際は四川料理を楽しんでくださいね。