「スオメンリンナ島」は、フィンランドの首都ヘルシンキからフェリーで約15分で訪れることができる人気観光スポット。
都会の喧騒から離れた場所で、大自然に囲まれながらゆったりとした時間を過ごしたい人にオススメの場所です。
今回は、実際にスオメンリンナ島に行ってきたので、スオメンリンナ島について、行き方や魅力についてまとめていきます
スオメンリンナ島とは
元々は、フィンランドの南の海岸を守る要塞として防御壁が張り巡らされたスオメンリンナ島。
スウェーデン・ロシア戦争、クリミア戦争、フィンランド国内の戦争において重要な舞台となった島です。
現在ではその当時に備えた大砲や砲台をはじめ、教会や博物館などが点在しており、島全体がユネスコ世界遺産に登録されています。
この島の要塞などの建設が始まったのは、1748年のことで、1808年にはロシアの支配下に入ることとなり、以後110年間もの間ロシアの駐屯地として使用されていました。
1917年にフィンランドは独立を果たし、翌年にはスウェーデンの要塞という意味のスヴェァボリからフィンランドの城という意味のスオメンリンナへと改名しました。
スオメンリンナ島へのアクセス
チケットは券売機で購入しました。スオメンリンナ島行きフェリーは1枚で12時間有効の往復切符で5€になっています。
船は、1時間に2本程度の運行でした。
実際にスオメンリンナ島へ!


上で言ったピンク色の塔の下のゲートをくぐって行くと、スオメンリンナ島の可愛い民家も見えてきます。
スオメンリンナ教会の塔。私が行った時はこの教会で結婚式が行われていました。島での結婚式なんて素敵ですよね。
教会を通り越して歩いて行くと、囚人の人たちが入れられていた施設がありました。小さな施設なのですが、真っ暗で、こんなところに人が閉じ込められていたのかと思うと本当にゾッとしました。
平和な島に見えて、本当に昔は要塞の島であったんだと実感しました。
これが実際の囚人が入れられていた部屋です。
この写真は建物の廊下ですが、部屋の中に入ることもできました。部屋の中には簡易的なベッドが1つ置かれているだけでした。
要塞の建築を指揮したスオメンリンナ島の英雄アウグスティン・エーレンスヴァールドの墓がありました。
さて、またぐんぐん進んで行くと、途中で公園もありました。実際にスオメンリンナ島に住んでる人もいるので、子供達が遊んでいました。
島の人たちのためにも、スオメンリンナ島とヘルシンキを結ぶ船は早朝から深夜まで運行されています。
島の中にはたくさんの鳥がいました。近寄っても逃げることがなく可愛かったです。
途中、かわいらしいカフェもちらほらとありました。
ケーキも美味しそうです。
ビジター・センターそばの短い橋を渡ると、道沿いに城壁が現れて、いきなり要塞の島の雰囲気になったスオメンリンナ島。
大きな要塞が並んでいます。この大砲はスウェーデンの方を向いているそうです。
近くで見ると本当に大迫力の大砲でした。
今となっては穏やかなスオメンリンナ島ですが、この大砲を見ると長い歴史を感じます。
こちらにも大砲が。島の奥に行けば行くほど大砲がたくさん置いてありました。
こちらはこんもりと盛り上がった、物置のような建物。ムーミンが住んでいる家みたいです。
私が行った日は運良く晴れていたので、景色が本当に綺麗でした。 晴れている日にはフィンランドの自然と歴史を感じながらゆったりと過ごすことができますよ。
スオメンリンナ島の基本情報
料金:大人11€、子供4€
営業時間:ガイドツアー:13:30− (9月-5月は土日のみ)
住所:Suomenlinna, Helsinki, Suomi
電話:+358 29 5338410
まとめ
いかがでしたか。ヘルシンキから15分でいける、世界遺産の島スオメンリンナ島。
フィンランドの自然の中で、その歴史を感じることができるオススメの場所です。
時間がある方は、1日ゆったりと島を散歩して、外でピクニックをするのもいいですよ。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。