数あるロサンゼルスの美術館の中でも人気の高い美術館「ゲッティ・センター(The Getty Center)」。
丘を上った広い敷地にあるゲッティ・センターは、美術品を楽しむだけでなく、ロサンゼルスの景色や美しい庭園を堪能することもできる場所でした。
今回は、ゲッティ・センターの魅力や基本情報、行き方についてまとめていきます。
ゲッティ・センターとは
ロサンゼルスの北に面した小高い丘に位置するゲッティ・センター。
110エーカー(0.45km2)の広さをもつゲッティセンターは、J.ポール・ゲッティ美術館 J. Paul Getty Museumを中心に、教育・研究機関などの施設を併せもつアートの総合センターです。
かつてJ.ポール・ゲッティ美術館が手狭になったため、13年の歳月、約10億ドルをかけて建設されました。
芸術的なデザインの建物には、現代アートの名品や、ヨーロッパの名作、装飾芸術品、写真などが展示されています。
ゲッティ・センターは全体では10近い建物から構成されているのも特徴です。主なギャラリーは、東西南北の名前がついた場所で、特別展が行われていることもしばしばなので、チェックしてみてくださいね。
さらにゲッティセンターは、慈善家のJ.ポール・ゲッティの篤志により、すべてが無料で鑑賞できます 。車で来館する場合は、駐車場代が$15必要(ただし、15:00以降は$10)。
さまざまな無料ツアーが、ガイドなしとガイド付きの両方で利用できるので、美術品への理解をより深めることができますよ。
美術作品の数々
現代アート
現代アート作品が並ぶスペースです。
よくわからない白黒写真が並んでいました。
こちらは、雑誌「LIFE!」の表紙をひたすらん並べてあるアートでした。 現代アートはもはや芸術的すぎて何がすごいのか正直わかりませんでしたが、初めてこういったアートに触れたので新鮮でした。
印象画
現代アートだけでなく、クロード・モネが描いた時代の印象画も多く展示されていました。
印象画はどれも優しいタッチでみていて癒されますよね。
こちらはフィンセント・ファン・ゴッホが描いた『アイリス』。
こちらはクロード・モネの『積みわら』
こちらもモネの『ルーアン大聖堂』
マネの『Jeanne』。
他にも素敵な絵がたくさん飾ってあり、大満足でした。
装飾品
こちらは昔、貴族の人たちが使用していたような家の装飾品がずらりと並べあるスペース。
きらびやかな貴族たちが生活していた、近代ヨーロッパの雰囲気を感じることができました。
庭園も魅力
ゲッティ・センターの広い敷地内には、美しい庭園が広がっています。
美しく手入れのされた木々。
庭園の中には小さな橋や川のようなものもありました。少し色づいている草木もいいですよね。
私がゲッティ・センターを訪れたのは4月でしたが、春にむけて花が咲き始めていました。
こんな不思議な形に揃えられた花もありましたよ。とにかく、緑に囲まれた庭園は美しかったです。
とても天気の良い日だったので、外でランチをたべたり寝転がってリラックスして過ごしている人が多かったです。ぜひ、天気のいい日はゲッティ・センターの庭園で日頃の疲れを癒してみてくださいね。
また、施設の中には外で食べられるレストランも併設されていました。
天気のいい日には美術品を楽しんだ後、テラス席でゆったりしてみてはいかがでしょうか。とっても贅沢な時間ですよね。
ゲッティ・センターへの行き方
ゲッティ・センターへは、アメリカでよく使われている配車サービスのUberを利用して行きました。
ロサンゼルスのダウンタウンからは車で30分ほどの、ロサンゼルスの北側バーバンクへと続くI-405沿いにあります。
ゲッティ・センターの駐車場があるのですが、そこからは無料のトラムに乗ってゲッティ・センターのある丘の上まで上って行くことになります。
トラムからの景色。
トラムはガラス張りになっている作りで、広いスペースでした。外の景色を見ながら約5分ほど上っていきます。
トラムを降りると、そこはもう丘の上で、ゲッティ・センターの入り口が待っていました。
基本情報
開館時間:火~日曜10:00~17:30(土曜~21:00)
定休日:月曜日・祝日
住所:1200 Getty Center Dr., Los Angeles
電話:(310)440-7300
まとめ
いかがでしたか。
たくさんの見どころがあるゲッティ・センター。
ロサンゼルスで芸術作品をゆったりと楽しみたいという人は、ぜひ訪れてみてくださいね。